福祉体験学習を実施しました

2023.10.10

10月5日（木）城東中学校1年生４４名を対象に、「高齢者疑似体験」と「車いす体験」を実施しました。

「高齢者疑似体験」では、特殊装具を身に着け、高齢になったときの運動機能（関節の拘縮、筋力低下）や感覚・知覚（眼、耳、皮膚などの感覚機能）の変化、心理的変化を疑似的に体感してもらいました。十分に物を見ることができなくなる「特殊メガネ」や音が聴こえづらくなるイヤーマフ、関節の動きにくさを体験するために手足に装着する重りやサポーター、手先が使いにくくなる手袋などの装具を装着し「歩く、段差を乗り越える、新聞を読む、お箸で物を掴む、ペットボトルの水をコップに注いで飲む」などの日常生活動作を疑似体験しました。「車椅子体験」では、介護福祉士の会をお招きして車いすの操作や介助方法などを教えていただきました。

身体の老化現象を疑似体験したり、車椅子に乗り身体が不自由な人の疑似体験をすることにより、日常生活の中で“大変なこと、できないこと”を感じ、身体の不自由さや高齢者、障がい者の心情を理解するとともに、思いやりの心を育み、どのように接すれば良いのかを考えることに繋がります。

今回のハンディキャップ体験学習をきっかけに、「できること・できない こと」もその人の個性としてとらえ、お互い助け合うことで皆が暮らしやすい地域をめざして子ども達が自分でできることを考え、実践できるよう今後も学びを深めていけることを期待します。
城東中学校の生徒の皆さん、先生方、ありがとうございました。

【高齢者疑似体験の様子】

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