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フォトリポート

福祉講話・体験学習を行いました

2023.10.24

10月19日(木)下地小学校5年生37名を対象に福祉講話を行いました。「福祉ってなあに?」と題し、SDGsの17の目標のうち、「福祉」とかかわりの深いテーマを中心にお話をしました。

すべての人が安心で快適に暮らせるユニバーサルデザインや、障がいの有無に関わらずすべての子どもが共に学び合うインクルーシブ教育について先進国の実践例を紹介しました。
また、世界・日本・沖縄の貧困問題についても触れ、フードバンクの取り組みや赤い羽根共同募金のしくみ、地域でどのように役立てられているのかといったことのほか、ボランティアセンターやコミュニティソーシャルワーカーなど社協が実践している事業や福祉活動ついても紹介しました。

 講話に続いて、視覚障がい疑似体験を行いました。

『視覚に障がいがあってもできることはたくさんある』という気付きと、『できることはたくさんあるけど不便なこともある』ということを感じてもらい、『自分にできることはなんだろう』と考えるきっかけにしてもらうことを目的として実施しました。

体験前のミニ講話では、世界・日本・沖縄の視覚障がい者の現状や、障がいの種類、人によって見え方が違うことを画像を用いて見てもらい、障がいがある方への基本的な接し方やガイドの仕方についても学んでもらいました。

事前学習のあとは、全盲の方の状況を体験するためにアイマスクを装着し、介助する人とペアになって白杖を用いた歩行や段差昇降を行うほか、かごの中から指示された商品を選んだり、コップにペットボトルの水を入れて乾杯といった日常生活の中の動作を体験してもらいました。
目の不自由な方がどのように日常生活を送られているか、実際に体験することで理解を深めるとともに、介助する側はどのような声掛けや動作が障がいのある方の不安感を軽くし、信頼を築いていけるかを学ぶ機会になったかと思います。

今回の福祉講話ならびに体験学習を通して、障がいや特性の有無に関わらず誰もが地域で安心して暮らしていけるために、互いに理解し、協力しながら地域の中で共に手をたずさえて生きていこうという意識の芽生えのタネを蒔きました。

共に生きる仲間として「一緒にいることが当たり前」という考え方が広まり、「誰ひとり取り残さない社会」の実現のために、今回の学習をきっかけに、子ども達が多くの気付きを得て、学びを深めていけることを期待します。

下地小学校の児童の皆さん、先生方、ありがとうございました。

【福祉講話の様子】

【アイマスク体験の様子】

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☆福祉講話・ハンディキャップ体験学習申し込み受付中☆

令和6年2月末まで、随時申し込み受付中です。

講話のみでも、講話と体験両方でも可。

【問い合わせ先】

宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課 地域福祉係(担当:恩河)

〒906-0013 宮古島市平良字下里442番地

TEL:0980-72-3193 FAX:0980-73-0893