福祉体験学習in城東中学校
2025.06.24
6月20日(金)城東中学校1年生32人を対象に、高齢者疑似体験、車椅子体験を行いました。
はじめに、宮古島市の高齢化率の現状や老化に伴う身体の変化、日常生活での困りごとやサポートの必要性について、そして車いすの操作方法や介助の留意点などについてミニ講話を行いました。
その後、特殊装具を身につけて身体の動きや視界が制限される中で、お水を飲んだり洗濯物干しを体験。
車いすに乗車し、交代しながら介助役も体験してもらいました。
2時間の授業の中で、こどもたちはそれぞれ、自分のおじいちゃんおばあちゃんのことを思い浮かべながら、ひとり一人感じるものがあったようです。
体験学習はほんの一時的なもので、「大変だなぁ」とか「優しくしようと思った」などの感想が多く聞かれますが、高齢者や障がいのある人にとっては、身体の不自由さや生活動作に時間を要することがこの先も続く日常です。
一時の感想にとどまらず、自分のまちがみんなにとって暮らしやすいまちかどうかに目を向けることや、自分にできることについて、これからも考えられる人に成長してほしいとお伝えして体験学習を終えました。
城東中学校のみなさん、ありがとうございました。
宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課 共生社会推進係



