福祉体験学習in東小学校
2024.05.27
5月22日(水)東小学校ランチルームにおいて、5年生60人を対象に、発達障がい・知的障がいに関する講話および体験学習を行いました。
福祉講話では、発達障がい・知的障がいの特性や、どうやったら生活しやすくなるのか本人や身近な人が出来る事をはじめ、感覚過敏について動画も取り入れながらお話ししました。
障がいや特性と共存しながら、ゆっくりだけどみんなと同じように成長しているということ、得意なことや出来ることを伸ばしていくことの大切さや、『発達』も『感覚』も人それぞれ違いがあり、みんなで『ニガテ』と『工夫』を探すことが安心と信頼感にもつながるというお話をしました。
疑似体験では、4つのメニューを体験してもらいました。
①「ちょっと」と「ちゃんと」を描いてみよう体験では、みんな一生懸命イメージしながらも『あいまいな形』を表現するのに四苦八苦。
②シングルフォーカス(見え方の違い)体験では、丸めた紙筒を覗いて迷路を解くのに時間がかかったり・・・。
③軍手をはめて折り紙を折ったり紐を結ぶ体験では「できないよ~」と思うように動かせない状況に悪戦苦闘。
敢えて急かす声掛けにより、急かされる側の嫌な気持ちも感じてもらいました😿
④指示待ち体験では「下さい」の一言だけを伝え、自由に動いてもらいましたが、何をすればよいか分からず右往左往(黄色い紙を1枚下さい、の指示の一部です)。
見え方、聞こえ方、感覚の違いを知って、それぞれ気付いたこと、感じたことがあったのではないでしょうか。
障がいや特性のある方々の困り感を体験し「大変だなぁ」と思うだけではなく、自分に出来ることが何かないだろうか、どのような工夫やサポートがあればみんなが生活しやすくなるだろうか、ということを考え続けられる人になってほしいと思います。
東小学校ではこのあと6月5日に高齢者疑似体験・車いす体験も予定しています。
宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課