福祉体験学習in下地中学校
2025.10.27
10月20日(月)下地中学校において、1年生34人を対象に、SDGs×福祉講話と視覚障がい疑似体験を行いました。
今回は、視覚に障害がある方の立場に立って、さまざまな日常生活動作を体験してもらいました。
アイマスクを着けたまま、靴の左右を判断し靴ひもを結ぶこと、商品を探して選ぶこと、財布からお金を取り出すこと・・・普段何気なくできているこれらの動作が、視覚を失うことで一気に困難に変わることを体験し、視覚にたよらずに日常生活を送ることの難しさに、生徒さんたちは多くの気付きがあったようです。
赤いハートを描いてもらうゲームでは、ひとりだけ”青いハート”を描いてもらうサクラの協力を得て、色覚障がいがある方の見え方のちがいを知るとともに、ひとりだけ違う色で描いた時の周りの”え?なんで一人だけ違う色で描いてるの?”という反応を体感することで、障がいのある方々の気持ちを疑似体験する機会にもなりました。
「見えない世界」では、ひとつひとつの行動に想像以上の工夫が必要です。
そんな中で支えとなるのが、ユニバーサルデザイン。
誰にとっても使いやすい環境作りの重要性を改めて学ぶ機会になったのではないでしょうか。
『見えること』が前提の社会ではなく、誰もが安心して過ごせる社会を目指して、できることからみんなで考えていけたらと思います。
下地中学校の皆さん、ありがとうございました。
宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課 共生社会推進係


