福祉体験学習in池間小中学校
2024.10.28
10月25日(金)池間小中学校において、小学1年生~中学3年生12人を対象に、『福祉ってなあに?』と題した講話と高齢者疑似体験を行いました。
講話では、SDGsの中でも福祉分野に特化した内容について触れながら、ふだんのくらしの中にこそ幸せがあるんだよというお話をしました。
また、世界・日本の貧困問題やフードロス問題と合わせてフードバンク活動の紹介、福祉的観点からの教育の大切さ、赤い羽根共同募金やボランティア活動の勧めなど、幅広い内容で『ふくし』の考え方をお伝えしました。
続いて高齢者疑似体験では特殊装具を身につけ、歩行や段差昇降などの基本動作から様々な道具を用いた日常生活動作まで、生徒さんにも先生方にも体験してもらいました。
身体が思うように動かせず、視界も悪く聞こえ難い状況の中、様々な動作を行う大変さ・ストレスを体感できたようです。
同校では3週にわたって福祉体験学習プログラムを実施し、今回が最終日となりました。
2種の講話と3種の体験について学習を重ねた生徒さんたちは、回を追うごとに一人ひとり色んな気づきがあったようで、積極的に考えや感想を述べたり、質問したりと、意欲的に学習に臨む姿が印象的でした。
異学年が合同で授業に参加する中で、年下の子のサポートをみんなで行い、自然にインクルーシブな教育環境が出来上がっていることにも、とても感動しました。
学び合い・育ち合う、小規模校ならではの良さに改めて気付かされることが多かったように思います。
また、生徒さんだけでなく、先生方からも貴重なご意見やご感想をいただき、福祉教育を推進していく立場である私たち社協職員にとっても新たな気付きを得る機会になりました。
池間小中学校の皆さん、ありがとうございました。
宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課