福祉体験学習in池間小中学校
2024.10.28
10月18日(金)池間小中学校において、小学1年生~中学3年生12人を対象に、発達障がい/知的障がいの講話並びに机上体験学習を行いました。
講話の中では、障がいや特性のマイナス面ばかりに注目するのではなく、得意なことや好きなことなど、その人の良い面に着目し、『どうすれば出来るかな』という工夫探しをしていくと良いということ。
障害をひとつの個性と捉え、「一人ひとり違いがあるのは当たり前のことで、みんな得意・不得意の差があってもいいんだよ』と認め合うことの大切さをお話ししました。
机上体験では、「ちょっと」「ちゃんと」を絵に描く難しさの体験から、曖昧言葉の伝わりにくさを感じてもらい、伝えるときの工夫の仕方についてお伝えしました。
運動協調障がいや感覚鈍麻の疑似体験では、①靴ひもを結ぶ ②利き手とは逆の手でお箸を持ち小物を移動する ③軍手をはめてシールを枠内にキレイに貼る体験 を制限時間の中で敢えて急かしながら実行する体験をしてもらい、「早くしなさい」「なんでできないの」という、周りの無意識の言葉がけが与える影響について感じてもらいました。
生徒さんたちは、いつもよりうまくできない状況の中「イライラする~」と言いながら、頑張って取り組んでいました。
福祉は、当事者にならなければなかなか深く考えることの少ない分野かなぁと思います。
「他人事」の福祉を「我が事」の福祉へ・・・
発達障がいや知的障がいなど見えない障がいこそ、理解を深めてほしいと思います。
『他の人が置かれている状況に想像を働かせること』が、心のバリアフリーに繋がるということが、子どもたちに伝わっていると良いなと思いながら、体験学習を終えました。
池間小中学校の皆さん、お疲れ様でした。
宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課