宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課 公式Instagram 宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課 公式LINE

フォトリポート

サマーボランティア体験研修会

2024.08.19

8月8日(木)・8月9日(金)の2日間、平良老人福祉センターにおいて、令和6年度サマーボランティア体験研修会を開催しました。
宮古島市社会福祉協議会・宮古島市民生委員児童委員協議会の共催で開催した研修会には、市内の中学生・高校生41名が参加してくれました。

初日は、①『災害ボランティアセンターについて』 ②『池間地区での防災管理の取り組み』の2つの講話のあと、『災害を想定した机上訓練』として、HUG(避難所運営ゲーム)を行いました。

HUG訓練では、宮古島に大規模地震が発生し、ライフラインや公共交通機能がすべてストップしているという想定で、7つのグループに分かれて避難者の年齢や世帯構成、性別、国籍、それぞれが抱える事情(疾病や障がい、怪我や感染症の発症等々)に適切に対応しながら避難所を運営していくという模擬体験をしてもらいました。

体育館、グラウンド、教室、駐車場など避難所となる学校の敷地内にぞくぞくと押し寄せる避難者やペット、補助犬などの割り振りと並行して、物資の到着、ボランティア受け入れ、取材メディアの対応、炊き出しや仮設トイレ、給水所の設営をどこにするかなど、様々な課題やトラブルの対応にも追われます。
グループで話し合いながら、みんな真剣なまなざしで取り組む姿が印象的でした。
「難しかった」「時間が足りない」「楽しかった」など、たくさんの感想が聞かれました。

午前中の講話とグループワークのあとは、お待ちかねのランチタイム。

初日のランチは、職員手作りのカレーライス、マカロニサラダ、夏野菜のピクルス、白玉団子入りフルーツポンチでした。
みんなおかわりしてたくさん食べてくれました。

午後からは、2日目に清掃作業を行うお宅へ訪問し、作業内容や清掃箇所の確認、清掃道具の選定などを含めた現地調査を行い、初日の研修会は終了となりました。

研修会2日目は、実際にボランティア活動の実施ということで、清掃活動を行いました。

3班に分かれてご依頼を受けたお宅へ訪問し、室内の片付けや窓の掃除、庭の草刈りなど、前日の現地調査で確認した箇所を重点的に清掃活動を行いました。
「普段なかなかできないところを掃除してもらって助かった。きれいになってすっきりした」とのお声もいただきました。
「ありがとう」の一言が、ボランティアの皆さんの元気の源になりますね。

清掃終了後、センターに戻って2日間の振り返りとまとめ作業を行い、各グループより感想等を発表してもらいました。
そして、ボランティア体験研修会に参加してくれた生徒さんたちには、宮古島市社協ボランティアセンターより『ボランティアパスポート』を交付しました。
自分が取り組んできたボランティア活動の振り返りや今後のボランティア活動の計画などに活用していただければと思います。

さいごに、頑張った生徒さんたちへ、手作りのおやつ『チョコチップワッフル』と『ウインナーボート(ブラックペッパーとケチャップがアクセントのウインナーパンです)』、ピリ辛みそおにぎり、そして試食用に災害備蓄アルファ化米も添えて一人ひとり手渡しし、2日間のサマーボランティア体験研修会の修了となりました。
大きなケガや事故もなく、無事に2日間活動ができ、また、生徒の皆さん一人ひとり何かしらの気付きや学びがあったことと思います。
皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました!!

宮古島市社会福祉協議会 地域福祉課